いろいろ話題になっているけど、「ドローン」って要するに何?
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近頃、いろいろと話題が尽きない「ドローン」。あの首相官邸の事件もあって、すっかり悪い人が使う機器みたいなイメージが付きつつありますが、そもそもこのドローンとはどういうものでしょう?サイズは?用途は?自分でも買えるの?と、ニュースを見ているといろいろと知りたいことが出てくる人も多いでしょう。そこで今回はそのものずばり、ドローンについて調べてみました。
まずドローンとはどういうものなのか?「ドローン」とは無人の小型飛行機のことで、カメラを内蔵したものであれば空からの撮影ができます。操作はリモートコントローラーを用いるのが一般的で、現在のところは、運転免許は必要なく、誰でも操作方法さえ覚えれば空撮できます。サイズはいろいろですが、小型というだけに、それほど大きくなく、成人であれば抱えて持ち運びできるサイズのものが多いようです。中には、スマホで操作できてしまうものや、空からの眺めをiPhoneで生中継しながら撮影できるものも。とにかく「気軽に空撮できる」というのが一番の特長のようですね。
では価格はどれくらいでしょう?実はこれが本当に安くて、お小遣い程度の出費で買えてしまいます。例えばAmazonで「ドローン」というワードで検索すると、何十万円もする本格機もヒットしますが、多いのは数千円程度で買えてしまうものたち。飲み会一回分ほど我慢すれば買えてしまうわけですね。今まで空撮といえば、専門技術を持ったプロのカメラマンだけの専売特許でしたが、ドローンが登場したことで、もはや普通の人にもチャンレジできる分野になってしまったといえるかもしれません。ドローンの登場は「空の革命」とも言われるのですが、少なくとも空撮の世界においては、すでに革命を起こしつつあるのではないでしょうか。
ただ、こういった誰でも気軽に手に入れ、操作できることから、先の首相官邸の事件のような使い方をされるケースも出てきているようです。首相官邸の事件まで行かずとも、マンション上階の部屋の中の盗撮などにも使えることから、先月末には総務相がドローンによる撮影映像などの取り扱いに関して注意を喚起し始めました。今後、使用については少しずつ規制が進むかもしれません。
ただ、その一方で、ドローンの産業面での活用は活発化しています。例えば、Amazonがドローンを使った配達サービス「Amazon Prime Air」の準備をしているのは有名な話。これが実現すると今まで1日、2日はかかっていた商品の配達がなんと30分以内になるとAmazonは発表しています。また、今年に入り、建設機械メーカーの大手「コマツ」が、建設業界の慢性的な人手不足を補うために、ドローンを使って現場を空撮することで作業計画をたてる際に役立てるサービス(※)を発表。この他にも、防衛、公共安全、農業などさまざまな産業分野における利用が計画されているようです。
(※「スマートコンストラクション」というサービスの一部)
日本では悪者扱いされることが増えているドローン。でもどういうものかを知ると、ずいぶんと印象が変わるのではないでしょうか。この機会にご自身でもちょっと調べてみると、新しいビジネスのアイデアを思いつくかもしれませんよ。
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